[第4回] 小学校の卒業文集に書いた「介護士なる」という夢

特別養護老人ホーム悠々園 草薙璃奈さん(23歳・4年生専門学校卒業・2年目)

小学校の卒業文集に書いた「介護士」になるという夢、叶えました!

介護現場で働く魅力を紹介する「介護現場で働く若者たち」。
第4回目は幼い頃から大人になって「介護士になる」という夢を持って、4年生の福祉専門学校に通い、昨年春から実際にそのキャリアをスタートさせた草薙さんのお話です。

―介護の道を選んだキッカケは、随分と幼い頃だったそうですね。

はい。小学校の卒業文集には、
すでに「将来は、介護士になる」と書いていたのを今でも覚えています。
両親が共働きだったこともあり、幼い頃からおじいしゃん、おばあちゃんと一緒に生活していました。
生粋のおじいちゃん・おばあちゃん子だったので、大人になったら二人に恩返しがしたいな…、と思ったのがきっかけですね。

昨年の春から、介護士として働きはじめ、本当に小さい頃からの夢が叶ったのが今になります。
 

―夢だった「介護士」に実際になってみての率直な感想をお聞かせ下さい。

私は、4年生の福祉系専門学校に通い、そこで介護福祉士・社会福祉士の資格も取得しました。
高校を出て、進路を選ぶ際、迷わず福祉系専門学校を選らんだくらいですから、最初からこの職に就くつもりで進学もしたんです。

その後就職し、学校で学んだことと、実際に介護士として働くようになってからでは、少なからずギャップはありました。
学校の勉強は、介護度の高い方を対象に身の回りすべてのサポートを介護者がやる前提の授業が多く、
技術面での研修が充実していました。

ただ、実際に現場に入ってこの仕事をやってみると、いかに「一人一人に合わせた介護が必要か」ということを痛感しています
具体的に言えば、すべてを介護者がやってしまうのではなく、高齢者様の「自分自身でやりたい意志」を大事にし、
私たちは「自分で出来ることは自分でやり続けてもらうためのサポート」に徹します。

正直、「それはお手伝いしてくれないの?」と冷たい介護士(笑)のように思われてしまうこともよくあります。
ただ、高齢者様が「本当は自分で出来ること」を見定めて、「自分でやりたい・やり続けたい」と意志を思ってもらうことが何より大事なので、
そこは時に心を鬼にして接することもあるんです。それは、学校で学んだことと実際の現場で一番異なることかもしれませんね。 
 

―介護の仕事をはじめて嬉しかったこと、辛かったことを聞かせて下さい。

嬉しかったことは、やっぱり最初は全く心を開いてくれなかった利用者様と徐々に打ち解けていき、
仲良くなって「ありがとう」の言葉を頂けた時ですね。

特に、入社してスグの新人の頃は、まだ任せてもらえる仕事も少ないので、利用者様の会話の相手をしていて下さいという時間が多いのですが、
20代前半の私と70代・80代の利用者様では、なかなか共通の話題もなく…。
利用者様の歌うカラオケも、知らない曲ばかりで(笑)
その日の天気の話や、お昼ごはんの話。どんな趣味をお持ちなのか?など、必死に会話の糸口を探って、「とにかく仲良くならなきゃ!」と焦っていたのを思い出します。

辛かったことは、当たり前ですが、利用者様にしてあげたいと思ったことに対して、厳しいお言葉で否定・拒否されてしまった時ですね。
これは、コツコツを信頼関係を築いていくしかないのですが、やっぱり介護士の難しいところだとは思います。 

ただ、利用者様との関係だけでなく、まわりの先輩職員との関係もとても重要です。
悩みは一人で抱え込まない。先輩に相談して、時にはストレス発散になることも多いです。
あと私は、仕事で落ち込んだ時に、いつも慰めてもらうおばあちゃんが一人いて、ちょくちょく悩みを聞いてもらいに行ってます(笑) 
 

―最後に、就職活動中の学生さんに向けてメッセージをお願いします。

介護業界は、慢性的な人手不足です。若手世代が少ない施設も中にはあって、新卒・第二新卒の皆さんは正直引く手あまただと思います。
内定がもらいやすい、落とされるにくい業界と言い切ってしまっても良いかもしれません。

介護は資格取得がとても大事な仕事です。
ただ、未経験・無資格でも、まずは飛び込んでみて、働きながら資格を取ったという先輩も多くいるので、安心して下さい。
何も知らない新鮮で真っ白な気持ちで、この仕事を向き合って欲しいです。

世話好きだ、人の話を聞くのが好きだというような方なら天職だと思います。
おしぼり一個をお持ちするだけで「ありがとう」と言って頂ける、毎日が「ありがとう」の連続の仕事です。
社会に出ると、「ありがとう」と言って頂くことよりも、「申し訳ありません」と謝ることの方が多くなるかもしれません。
その点、介護のお仕事は「ありがとう」に溢れていると思っています。

ぜひ、沢山の若い世代が介護の仕事に興味を持ってもらえたら、嬉しいですね。
 

利用者様のお身体の状況やこれまでの生活歴等を踏まえ、お一人お一人に合わせた支援を行っています。

悠々園には広い中庭があり、そこから差し込む日差しで施設の中は明るく・清潔感ある雰囲気です。

 

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