Q.施設見学について

施設見学の時にどのような部分を見ておくとよいですか?

A.職員の対応や雰囲気、整理整頓がされているかなどをチェックすると良いでしょう。
施設見学は、ご自身の目で働く場所を確かめられるチャンスですから、ほかにも確認しておいたほうが良い点についてご紹介します。


◆職員の対応や雰囲気をチェック


面接当日、最初に会うのは受付の方。仕事に直接関わることはないだろう…と、スルーする方も多いですが、会社の顔とも言われる受付ですから、職員の対応はチェックしておいたほうが良いでしょう。どのような対応をするかによって、ある程度その施設の雰囲気を判断できます。

たとえば「事務所に職員が数人いるのに、呼びかけても窓口に誰も出ない」という場合、仕事を他人任せにする雰囲気の職場かもしれません。
ちょっと極端なケースですが、受付時の対応に違和感がないかは意識しておいたほうが良いでしょう。
もちろん、応募者であるあなた自身から挨拶することもお忘れなく!

また、施設内の雰囲気を左右するのは介護職員の対応ですから、こちらもよくチェックします。
気持ちの良い挨拶ができているか、利用者様にどのような声掛け・対応をしているかなどを見ながら、ご自身の働いている姿をイメージすると良いでしょう。
施設によっては、廊下ですれ違うたびに立ち止まって挨拶をするところも。施設の品格や姿勢が垣間見えるのが、職員の対応なのかもしれません。


◆室内の◯◯で分かる施設の姿勢

一歩施設に足を踏み入れると、そこには普段なら得ることができない情報で溢れています。
特に職員の業務への取り組み方の判断材料となるような情報は多いでしょう。ただ漠然と施設内を見て回るだけではもったいないので、下記3つのポイントを参考に見学してみてください。

・掲示物
・室内全体の清潔感
・施設内に入ったときのにおい

まずチェックしてほしいのは掲示物。外出が難しい利用者様のために季節感を大事にしたものが多いですが、レクリエーションも兼ねた壁飾りなど、施設ごとのカラーが感じられるアイテムです。細かな点ですが、剥がれや破損がそのままになっていないかもチェックしてみてください。
一概には言えないですが、掲示物を直すのを後回しにするほど余裕がない…という、職員の状況を判断する目安の1つになります。

室内全体に清潔感があるかどうかも大切な要素。本棚がごちゃごちゃしている、ゴミが落ちているなど、清掃が行き届いているか見てみましょう。
ただし、見学時間が食事介助の直後の場合は例外になることも。食事介助の後はすぐに口腔ケアに入るため、床の汚れや食器がそのままになっていることはよくあります。見学時間を頭に入れて、事前にチェックポイントを整理しておくと良いでしょう。

最後に、施設内に入った際のにおいを確認してください。施設では排泄介助の時間がありますので、一定時間は排泄物の臭いがします。見学中にずっとそのにおいが続くように感じる場合は、「換気機能が低い」「職員の意識が低い」という可能性も。施設としてどのような姿勢で介護に取り組んでいるかが分かるポイントの1つですので、意識してみてください。


チェックポイントとして挙げられるのは以上です。
読んでいて気付いた方もいるかもしれませんが、このチェックポイントは利用者様が施設を選ぶ際にも当てはまります。見学の際に良くない点が目に付く…という施設には、大切な家族を預けたくはないもの。それと同様に、違和感があるならその施設への入社は再検討したほうが良いでしょう。
ぜひ、ご自身の五感を活用して、フィットする施設を見つけてください。
 

 

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