Q.介護職で高収入を得ることは出来ないの?

収入を増やしたい方のためにいくつかの方法をお伝えいたします。

A.介護職は給与が安い…、というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。資格取得や役職(マネージャー職)に就くことで、十分収入を上げる機会のある職種です。


◆介護職は給与が安い?そんなことはありません。


介護職は給与が安い!そんな話を耳にすることが多いかと思います。
では、そのように言われている介護職は、本当に給与が低くて、高収入を得ることができないのでしょうか?
収入を増やしたい方のためにいくつかの方法をお伝えいたします。

◆収入を増やすということは?(基本的な考え方)

まず、基本的な考え方として、給与を頂くとは、労働に対する対価をもらうと言うことになります。
その労働は、昨今の法改正にも表れているように、「同一労働同一賃金」として同じ労働には正社員やパートタイム雇用を問わず、
同じだけの賃金を支払うといったような内容になっています。
こうなると、同じ内容の仕事をしていて、頑張った人、手を抜く人を問わず同じ賃金が支払われるということにもなりかねません。

では、どうすれば収入を増やせるかというと、一つは、単純に資格を取ることです。
有資格者になると、その資格に対して手当を付けている施設は多くありますので、それだけでも収入は増えます。
資格を取得するにはそれなりの費用と努力が必要ですが、ご自身に対する時間や費用の投資と考え取り組んでみてください。

◆人にできないことができるようになる

もう一つは「人にできないことができる」ようになると賃金が増えると言うことです。
例えば、ご自身に子供がいて夜勤ができない、保育園がやっていないから日曜日に子供を預けらず勤務ができない等、
何か一つできないだけで正社員にはなれず、パートタイム雇用となる施設も多いのが現状です。
そうなると単純に賞与の額が少なかったり、賞与制度自体がなかったりします。
これが、夜勤もできて、土日もできる、シフトを組む施設長にとっては使用者として使いやすい人材となり給与が高く設定されています。
また、ここで言う夜勤に関しては、夜勤手当がプラスされるので、夜勤の回数を多くこなすだけでも収入は増えます。

◆役職によるステップアップ

人ができないことでいうと、役職に就くことが上げられます。
役職に就くと、当然ながら部下の指導をしたり、リスク管理が必要になるなどマネージメント能力が求められます。
これも人にはできない能力として身についていくと必然的に役職に就くこととなり、収入が増えていきます。
役職の呼び方や、種類などに関しては施設によって異なりますので一概には言えませんが、例えば、

例)ユニットリーダー → フロアーリーダー → 介護長 → 施設長
例)フロアーリーダー → 介護副主任 → 介護主任 → 施設長

こんな形で、施設ごとに名称は異なりますが、役職が上がるたびに手当が増えていくことが多いです。

施設長になるのには、現場から上がっていくばかりではありません。
介護の仕事の中には相談業務を行う「相談員」と言われる仕事もあります。相談員は事務方の仕事になります。

例)介護職 → 相談員 → ケアマネージャー → 事務長 → 施設長

このように事務方から施設長になるパターンもあります。
私は介護現場が好きで事務方の仕事など考えていないという方でも、現場で腰を痛めて介護職が続けられなくなってしまう、というような方も出てきます。
そんなときに介護の資格や経験を生かすことができるのがこの相談業務でもありますので、こんな方向性の介護職があると言うことも覚えておかれると良いでしょう。

役職も施設長で終わりかと言うと、その上もあります。
特に大手の有料老人ホームを運営されている会社の場合、施設数が多いため、その施設の施設長を取りまとめる「エリアマネージャー」や「スーパーバイザー」と言われるような管理職を準備している会社もあります。
施設を管理する管理者を指導したりマネージメントするわけですから、当然それだけの能力が求められますし、収入も増えていくわけです。
最終的に上り詰める方は、会社の「役員」や「理事」になるなど、経営側に回ることで高い報酬を得ることになります。

このように、介護職は給与が安くて夢がないとお考えの方、必ずしも給与が安いわけではないと言うことが分かっていただけましたでしょうか。
ぜひ、参考にしてみてください。

 

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